医療ものドラマと同じく人気があるのが弁護士や法廷シーンの多いいわゆるリーガルドラマです。特にこうしたドラマは最終的にスカッと悪者をやっつけるという王道ストーリーのものも多く、結果が分かっていたとしてもそのプロセスやカラクリ、伏線回収なども含めて楽しめるドラマが多いです。
リーガルドラマの設定としては正統派で頑張っている弁護士よりも、ちょっと性格に難があったり、個性が強すぎたり、実は弁護士資格を持っていなかったりといったアウトローっぽいキャラクターが主人公に設定されていることも少なくありません。
ドラマなので真面目な普通の弁護士が主人公だと話が広がらないので、それは設定としては当たり前なのかもしれませんが、一般常識ではありえない設定の弁護士が出てくるドラマもたくさんあります。
しかし実は超優秀で最終的には裁判にも勝ってしまうという王道パターンのドラマも多いですが、結果が分かっていてもやっぱりリーガルドラマは面白いです。
今回は見ていてスカッとするようなリーガル系ドラマを実際に見た人の感想なども入れていくつか紹介したいと思います。
リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜
米倉涼子と言えば代表作のドクターXが有名ですが、このドラマリーガルVもかなりドクターXっぽい感じで作られている作品です。
脚本もしっかりしていて共に働く事務所のスタッフのキャラの尖り具合がなかなかのものでかなり面白いです。1話完結型で勧善懲悪ものなので、リーガルドラマとは言え、ゆるく楽しむことができるのが魅力です。

しかし米倉涼子はどのドラマを見ても米倉涼子なので、個人的にはドクターXもリーガルVもそれぞれ大門未知子とか、小鳥遊翔子でなくて、どっちも米倉涼子でいいんじゃないかと思うくらいキャラ被ってますね。なのでドクターXファンの人にも十分楽しめる作品だと思います。
ちなみにこのドラマの主役である小鳥遊翔子は元弁護士で過去に弁護士資格をはく奪されているため、実際に弁護士として法廷で戦う訳ではありませんが、法律事務所のチームワークで見事に裁判に勝ち続けていきます。
しかしこのアウトローな感じの元弁護士は米倉涼子には適役ですね。ぜひ続編があれば見たいところです。
リーガル・ハイ
古美門先生の、見た目的にも性格的にも少々どころではないアクの強さと、事務所に入ったばかりの真知子を振り回す様はあまりにも自己中で、絶対に上司にはしたくないタイプだと思ってしまいました。
客観的に見れば、それはコミカルでとても面白いのですが、実際に自分が真知子の立場だったらと考えると、目を覚ました瞬間からため息しか出ないのではないかと。その一方で、この流れを逆転するのはまず難しいだろうという案件であっても、様々な角度から物事の整合性を突き詰めていき、どう切り崩していくかという点においては、意味不明に見える古美門先生の一つ一つの行動が、実はこれを証明してこういう形に持っていくための準備だったのだとわかると、できる弁護士とできない弁護士の違いは、学力の高さや記憶力の良さではなく、発想の転換や幅広さなのではないかと思い知らされました。
お金が大好きで、とんでもなく高額な弁護士費用をふっかけてくる古美門先生であっても、ありとあらゆる手や知識を使って、その費用に見合うだけの結果を勝ち取るという姿は、ある意味では滑稽で、ある意味では悪徳でありながらも、依頼人の利益だけを一番に考えて、限りなく希望に近い結果を勝ち取るという意味では、かなりの敏腕弁護士ということになるのだろうなと感じました。
99.9-刑事専門弁護士-
ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」はタイトルにもなっている通り、一旦、起訴されたら裁判で有罪になる確率が99.9%とされるのが通例となってしまっている日本の刑事事件のたったの0.1%の壁に挑む弁護士達の姿が描かれています。

ですからシリアスで重苦しいドラマかと思いきや、主役の深山弁護士(松本潤さん)が頻繁にダジャレを言って周りを和ませたり、パラリーガルの明石や周りの弁護士仲間達とくすっと笑える会話をするシーンも多いので、ある意味、気軽に見ることが出来る所が良いです。
その一方、たった1%の壁を乗り越えるために、念入りに現場検証を重ねて、仲間皆で力を合わせて事件の真相を解明して行くストーリーには毎回、感動させられます。そして深山がパラリーガルの明石を雑に扱うのに、明石が必死で様々な実験をするシーンが多いのですが、その明石を演じているのが片桐仁さんなのでコミカルで面白い演技には毎回、爆笑させられつつ心が温まります。
また深山弁護士と一緒に働く佐田弁護士を演じているのが香川照之さんで、松本潤さんとの息がピッタリで、ぶつかり合いながらも信頼し合っている空気管が出ていて素敵です。とにかくこのドラマは笑いと感動の両方を感じながら見ることが出来る様々な魅力が詰まってとても素敵な弁護士ドラマだと思います。
