正社員以外にも派遣社員や契約社員、アルバイトやフリーランスなど様々な働き方がありますが、短期間で効率よく稼ぐ方法として期間従業員という働き方もあります。一般的に期間工と呼ばれることも多いこの仕事ですが、じつはかなり昔から求人雑誌にはよく広告が掲載されていました。
短期間で効率よく稼げて住み込みでの募集も多いため、余計なお金を使わずに貯金がしやすく、比較的給料いいということもあって、根強い人気を誇っています。また最近では実際に期間工として働いていた経験を生かして、期間工ブログを運営している人もおり、ネットからもある程度の情報を集めることができます。
今回はそんな期間工の仕事の内容やシステム、賃金などについて詳しく説明していきます。
主に大手自動車工場での仕事多い
期間工はその名称の通り、最初から期間を決めて雇用される形で働くことになります。その期間は3ヶ月や半年、1年といった単位になり、昔はワープロやパソコンの組み立てにこの形で従業員が募集されていたこともありましたが、それらの生産拠点が海外に移ってしまった為、今では自動車工場での勤務で多く募集されています。

一般的に自動車には多数のパーツが使用されており、また大きなパーツや重いものなどもあるため、配属される持ち場によってはかなり重いものを扱う可能性もあります。比較的重労働ではありますが、最初の1週間~2週間ほどさえ乗り切れば、体も慣れてくるためそれほど苦痛ではなくなるようです。
途中でやめてしまう人は最初の1週間ぐらいが多いようなので、まずはここを乗り切れるようにがんばるしかありません。しかし全体的に単調作業も多いので体さえ慣れてしまえば、長期で続けることも難しくはありません。
期間作業員の仕事は、主にライン作業になります。つまり、自動車工場でベルトコンベアーなどで次々と流れてくる作りかけの車に特定の部品を取り付けるといった作業の繰り返しです。
最初にきちんとした研修があるので、未経験の人でも問題なく、特定の知識や技術を必要とすることもまずありません。
特に人とのコミュニケーションが苦手な人やコツコツと続ける仕事が好きな人には向いている職種ではないでしょうか。
住むところやお金の面
期間工は基本的に月給制での提示ですが、欠勤や早退などの分はそこから引かれるといった給与形態になっています。
工場のある場所が地方や田舎の方にあることが多いため、専用の寮があることが多く、その場合には契約期間内はそこと働く場所へバスによる送迎があると考えていいでしょう。
専用の寮があることから、地方から半年、1年という単位で出稼ぎに出てくる人も期間従業員にはよく見られます。例えば、業農家営んでおり、1年のうち半年は期間従業員として車作りをしているようなケースです。
部屋が2人部屋という場合が一般的ですが、家賃が掛からず、朝仕事に遅れることもない為、効率よくお金を貯めるにはもってこいだと言えるでしょう。
遠い場所で期間従業員をする場合にも、家賃の心配がなく、毎日の食事は実費になるものの、食堂で安く食べることができます。服装は仕事中には貸与される作業着になるので、ほとんどそれにお金を使うことなく、休日に遊びに行くといったことをしなければ稼いだお金の大半を持って帰ることができるからです。
また、寮完備のメリットとしては、それこそ手荷物1つだけですぐに入寮できます。仕事着は貸与されるので、寮内や休日の外出用の着替えさえあれば構わず、電化製品も最低限のものは元から部屋に揃っていますので、余計な生活コストがかからないのも有難いといえるでしょう。
様々な褒賞システムが魅力
期間従業員には決められた月給以外に色々な手当が支給されます。まず最初に入社祝い金という形で少しまとまったお金をもらえることが増えており、1ヶ月単位での皆勤手当、契約期間を無事に勤め上げると満了手当があるなど、色々な褒賞システムが用意されています。

実際に雇用される条件にもよりますが、最後に勤務日数による手当が算される場合もあり、多くのケースで提示された月給以上に稼げると考えて構いません。
また、一定期間、期間従業員として働き、決められて期間を勤め上げた後に希望をすれば、更に期間を3ヶ月、半年と延長して働ける場合があります。働く場所が自動車工場のことが多い為、その生産が忙しい時期などだとこの期間延長の打診をされる場合が多く、その場合には前の場合より条件がよくなることがほとんどです。
その理由として、新たに募集をする必要と、新人に対して1から教える手間がなくなる為、待遇もアップするという具合です。
企業側からしても毎回毎回新しい人を雇って研修をして、仕事になれてもらっても一定期間でやめれられてしまえば、またいちから求人を出して新しい人を確保しないといけません。
ですが、一度働いていた人が再契約で再び働いてもらえれば、いろんな諸手続きが不要になり、新しく人を雇うコストなども不要になるため、働いている人にその分が還元されるということになります。
話は若干それますが、人ひとりを雇用するのに企業側は求人広告を出したり、面接をしたり、研修をしたり、その他手続きや制服などいろんなところでコストがかかってきます。

再契約してくれた人に少々高い給料を払ってもそのまま契約延長をしてもらったほうが、企業側としても大きなメリットがあるのです。そういう事情もあり、期間工には様々な褒賞システムがあるのです。
辞めたくなった場合には
先にも書きましたが、初めて期間工になった人は最初の1週間ぐらいで音を上げて辞めてしまう人も少なからずいます。また1ヶ月や2ヶ月ぐらいの短期間でやめる人も実際にはいます。基本的には期間工は最初に契約で決められた雇用期間はきちんと勤め上げるのが基本になりますが、いろんな事情で契約期間の満了を待たずに辞めないといけないことも出てくるかもしれません。
特に自宅を離れて遠くで寮生活をしながら働いている人は、自由も少ないため地元に帰らないといけない事情などが出来てしまう人もあるでしょう。そうした場合など途中で辞めたくなってしまっても、もちろんそれも可能です。
ただし、働いた日数や時間に応じた賃金こそもらえるものの、その他の手当がほとんど支給されなくなる場合がほとんどになるので、計算していた給金に届かなくなるかも知れませんが、契約期間中は辞められないといったことはないので安心してください。
これから期間工を目指す人へ
期間従業員は一定期間に集中して仕事をして、それなりのお金を貯めたいと考えている人にはうってつけの雇用形態です。
派遣や短期アルバイトなどもいいですが、住み込みの仕事ほどお金の貯まりやすい仕事はありません。自分の住み慣れた場所で働いていると、周りには誘惑も多いし、友だちからの誘いなどもあり、さらにはたまには外食したり遊びに行ったり、買い物に行ったりしていれば、いくら稼いでも全然お金は貯まりません。
それに比べると知らない場所で寮生活となれば、娯楽も少なく寮の部屋でテレビを見たり、スマホをいじるぐらいしか楽しみはなくなってしまいます。確かに苦痛かもしれませんが、期間限定で頑張ることで無駄に使っていたお金をそのまま残すことができるため、かなりの節約になります。
現在では期間工は自動車工場がほとんどになりますが、特に車に関しての知識は必要なく、やる気さえあれば契約終了後には色々な手当も含めて、まとまったお金を持って帰ることができるでしょう。その為、別の仕事の合間に何ヶ月間だけといった出稼ぎとしても人気です。
