ゴミに隠れてエアコンも使えない!暑い時期を迎える前に高知市のゴミ屋敷を一斉に片付けた記録
部屋に入ってまず気になったのは、大量のゴミよりもエアコンでした。正確には、エアコンの下まで積み上がっている荷物です。壁際には箱や衣類、袋などが高く積まれ、エアコン周辺へ近づくことも簡単ではありません。本人は以前から調子が悪いと感じていたものの、点検や掃除をすることもできず、そのまま使わなくなっていました。
比較的過ごしやすい時期なら、それでも何とか生活できます。しかし、気温が上がる時期を考えると、この状態を続けることに不安が出てきました。扇風機を使おうとしても、床には物が多く、置ける場所が限られています。
「暑くなってから慌てても遅いから、今のうちに何とかしよう」。それが、それまで何度も先延ばしにしてきたゴミ屋敷の片付けを始めるきっかけになりました。
エアコンだけ空ければよいと思っていた
当初はエアコン周辺の荷物だけ移動させる予定でした。そこだけ片付ければ、掃除や確認ができると考えたからです。
しかし、壁際の物を別の場所へ移そうとしても置き場所がありません。部屋の中央にも大量のゴミがあり、廊下にも荷物があります。無理に別の部屋へ運べば、今度はそちらがさらに狭くなります。
結局、エアコン周辺を空けるには家全体の物を減らす必要がありました。
さらに、壁際の荷物を取り除くと、長期間掃除できなかった場所が出てきました。家具や箱の裏にはホコリがたまり、床にも細かなゴミがあります。空調設備だけを使えるようにするのではなく、部屋全体を掃除できる状態へ戻す必要があることが分かりました。
空気を動かす前に部屋そのものを整える
大量の物がある部屋では、窓を開けることさえ簡単ではありませんでした。窓の前にも荷物があり、カーテンを完全に開けるためには手前から整理しなければなりません。
片付けを始めると、思っていた以上に作業範囲が広がりました。エアコンの下だけではなく、窓までの通路や部屋の中央、さらに廊下まで整理する必要があります。
一か所の設備を使えるようにするために家全体の片付けが必要になるほど物が増えている場合は、自力だけで対応するのが難しいこともあります。高知市でゴミ屋敷片付けならハートスタッフへ相談する方法もあります。ハートスタッフでは高知市で大量のゴミや不用品がある住宅の片付けについて相談できるため、生活設備を使うことさえ難しくなっている場合にも、現状を伝えて片付け方法を考えることができます。
今回も最初の目的はエアコンでしたが、途中から「暑さをしのげる部屋を作る」という考えに変わりました。そう考えると、単に機械の周囲だけを空けるのでは足りません。
片付けることで掃除できる場所が増えていった
ゴミ屋敷では、掃除をしたくてもできない場所が増えていきます。床に掃除機をかけようとしても、物が置かれていれば動かせません。壁際に箱が積まれていれば、その裏側のホコリを取ることもできません。
今回も、物を撤去するたびに「ここもずっと掃除できていなかった」と気付く場所が出てきました。最初はゴミをなくすことだけを考えていましたが、途中から清掃することも大きな作業になりました。
それでも床が見える範囲が広がるにつれて、日常的な掃除は格段にしやすくなります。以前は物を動かすだけで疲れていましたが、片付いた後なら床に何か落ちてもすぐ拾えます。
ゴミを大量にためないためには、「掃除できる状態を保つ」ことも大切なのだと感じました。
部屋の使い方を季節に合わせられるようになった
片付け前は、部屋の状態に自分の生活を合わせていました。物があるから窓を開けない、物があるから家具を動かさない、物があるからエアコン周辺にも近づかないという具合です。
片付け後は逆になりました。必要なら窓を開けられますし、掃除したい場所にもすぐ近づけます。エアコン周辺にも十分な空間ができ、部屋全体を普通に使えるようになりました。
本人が「家って季節に合わせて準備するものだったんですね」と話していたのが印象的でした。それまでは物が多すぎて、季節が変わっても部屋の使い方を変える余裕がなかったのです。
大量の物を減らすことで、単に部屋が広くなるだけではなく、暮らし方にも余裕が生まれました。
まとめ
ゴミ屋敷になると、物が邪魔で住宅設備の周辺へ近づけなくなることがあります。エアコンや窓など、本来なら普通に使えるものが使えない状態になっているなら、生活への影響も小さくありません。
設備の周辺だけを一時的に空けても、移動させた物を別の部屋へ積み上げれば根本的な解決にはなりません。家全体に大量のゴミや不用品があるなら、物そのものを減らす必要があります。
また、片付けることで今まで掃除できなかった床や壁にも手が届くようになります。日常的に掃除しやすい環境を作ることは、再び大量のゴミをためないためにも大切です。
暑くなってから慌ててエアコン周辺を片付けるのではなく、設備を自由に使えないほど物が増えていると気付いた段階で、住まい全体を見直してみるとよいでしょう。
